統合報告書2021(オンライン版)
第1章
未来につなぐ「2つの原動力」
原動力1 サステナビリティ経営の推進
ユアサ商事グループは、「誠実と信用」「進取と創造」「人間尊重」を企業理念として掲げ、地球環境との調和を機軸として、世界のいかなる国、地域においても双利共生の関係を重視し、企業活動を通じて、より人間らしい豊かな社会づくりに貢献してまいりました。
350年以上受け継がれてきた経営基盤をさらに進化させるため、企業理念に基づいた「サステナビリティ宣言」を制定し、持続的な社会の構築に向け積極的に貢献してまいります。
2030年度までにユアサ商事グループ全体のカーボンニュートラル化を目指すとともに、双利共生の関係を重視し、気候変動への対応とサプライチェーン全体での環境負荷の低減に努めます。
創業から続く「良品奉仕」の精神に基づき、公正かつ堅実・誠実な商取引を行うとともに、「『つなぐ』複合専門商社グループ」として、ステークホルダーとともに安全・安心で豊かな社会づくりを推進します。
社員の個性と権利を尊重したダイバーシティ経営を実践し、社員一人ひとりが働きがいをもって成長できる企業グループとして発展してまいります。
マテリアリティマトリックス
原動力2 DXの推進
DX推進により「コト売り」のデジタル商社へ
当社が持つ歴史や経験を可能な限りデータ化し、現在の仕入先様や販売先様のネットワークからの情報と市場のデータを集約し、AIにより分析することで、新たなサービスや当社独自の課題解決商品開発に結び付け、「モノ売り」から「コト売り」への変革を実現します。
データやIT技術を活用した他社にはない競争優位性の確立を目指してまいります。
2022年度以降は「攻めのDX」、「守りのDX」それぞれの戦略に基づいた、2026年までにグループ・グローバル共通のIT基盤確立を目指します。
データを蓄積活用することで「データを起点にしたビジネス」を展開します。
第2章
未来につなぐ戦略
第3章
未来につなぐための経営基盤
環境への取組み
ユアサ商事グループは、すべての事業活動を通じ、地球環境の健全な維持と経済成長の調和を目指す「持続可能な発展」の実現に向け、環境方針に基づき、当社グループで働くすべての人々が自主的、積極的に行動し、広く社会に貢献いたします。
レジリエントな社会の実現
中期経営計画「Growing Together 2023」で成長事業として掲げる「レジリエンス&セキュリティ事業」において、社会インフラの強靭化につながる、防災・減災や事業継続に関わるハードとソフトの両輪での事業を展開しています。当事業を推進することにより、安心・安全な地域、社会づくりに貢献してまいります。
ジャパン・レジリエンス・アワード(強靭化大賞)
7年連続受賞
ジャパン・レジリエンス・アワードは、全国で展開されている次世代に向けたレジリエンス社会構築への先進的な取組みを発掘、評価、表彰する制度です。
2021年度は、ユアサ商事グループ全体で最優秀賞2件、優秀賞2件の計4件を受賞いたしました。
今後もこの受賞を励みとし、独自商品やサービスの開発に取り組み、レジリエントな社会の実現に向け貢献してまいります。
- ・ジャパン・レジリエンス・アワード(強靭化大賞)7年連続受賞
- ・富士クオリティハウス(株)製コンテナハウスが全国のコロナワクチン接種会場に採用
- ・ゲリラ豪雨対策を想定した「つなぐBCPパッケージ」を開発中
人材を活かす組織づくり
ユアサ商事は、社員の個性と権利を尊重するとともに、相互信頼と協調の精神に立脚した組織とルールのもとに、起業家精神と革新的な発想を追求し、実践できる職場環境の形成に注力します。社員は、各自の目標と責任を明確にし、成果を追求するとともに、事業活動において創造性を発揮することによって経営を分担します。会社は、活動の成果に対しては成果配分を徹底し、社員の貢献に応えます。
統合報告書2021
一括ダウンロード
分割ダウンロード
- ・当社グループが目指す方向性
- ・中期経営計画「Growing Together 2023」の進捗について
- ・成長に向けた基盤づくり
- ・持続可能な発展に向けて
- ・原動力1 サステナビリティ経営の推進
- ・原動力2 DXの推進
- ・価値創造プロセス
- ・財務戦略
- ・ユアサ商事グループの現在
- ・成長戦略
- ・セグメント別事業概況
- ・環境への取組み
- ・レジリエントな社会の実現
- ・人材を活かす組織づくり
- ・コーポレート・ガバナンス
- ・財務データ
- ・ユアサ商事グループネットワーク
- ・会社概要
- ・株式情報