海外事業

国内で培った商品力やソリューション機能を海外で発揮。
新たな価値を提供します。

海外においては、新興国における産業、都市開発、インフラ整備需要のさらなる伸長が見込まれる一方で、社会課題としての「環境に配慮した開発」への取り組みも求められています。
当社が培ってきた「モノづくり」「すまいづくり」「環境づくり」「まちづくり」をトータルで支援できる調達力の発揮により、海外事業の拡大につなげていきます。また、カーボンニュートラル、自動化・省力化、レジリエンス&セキュリティなどの社会課題解決ビジネスを推進し、サステナブルな社会形成に貢献していきます。

  • タイ拠点の総合化

    Growing Together 2026の計画期間においては、タイ国を当社の重点ターゲットと定め、投資及び取り組みを強化していきます。
    近年工業化の著しいタイでは産業の集積が進み、ASEAN地域におけるモノづくりの重要拠点として存在感を増しています。当社グループでは1974年に初の現地法人をタイ国に設立して以来約50年にわたる事業の実績があり、既に進出している工業・住環境分野に加え、新たに建設分野(建材・建機)を進出させ、総合力を発揮した海外戦略の推進拠点とする予定です。
    タイにおける拠点は、日本のユアサ商事同様に複数分野の商社機能を有する「ミニユアサ」として展開を図ります。その一環として、既にある2つの現地法人の拠点を集約するとともに今後の機能強化を見据えた新しいオフィスの設置に向け、準備を進めています。新オフィスには当社取り扱い商品のショールームとしての機能も設ける予定で、便利で快適なライフスタイルの提案や社会課題の解決につながるソリューションを体感いただくスペースとする方針です。

ソリューション

  • JCM設備補助事業を活用したCO2削減事業

    環境省が実施する「二国間クレジット制度(JCM)資金支援事業のうち設備補助事業※」を活用した省エネや再エネ設備導入を実施しています。 ※途上国に優れた脱炭素技術等を普及し、温室効果ガスを削減するとともに、日本の貢献に応じて二国間クレジットの獲得を目指す事業

  • 海外でのカーボンニュートラルセミナー実施

    海外も含めたサプライチェーン全体でのCO2排出量削減が求められる中、海外の製造業向けに、CO2削減に向けた国際的な枠組みであるJCM(二国間クレジット制度)の概要と活用事例を紹介するセミナーを実施しました。

グリーン事業

ワンストップソリューションでお取引先様のカーボンニュートラル支援を行います。

地球温暖化といった気候変動問題に対し、海外も含めたサプライチェーン全体でのCO2排出量削減が求められています。「モノづくり」「すまいづくり」「環境づくり」「まちづくり」に携わる当社取引先においても、カーボンニュートラルに向けた取り組みのニーズは高まっています。
当社では、省エネコンサルティング専門部隊であるYES(Yuasa Environment Solution)部を有し、これまで培ってきた環境ソリューションノウハウをもとに、高度な提案力でお取引先様のカーボンニュートラル推進を支援しています。

  • カーボンニュートラルにおける取り組み

    幅広いネットワークを有する当社の強みを活かし、省エネ設備導入に関する説明会や補助金情報の発信等を行うとともに、YES(Yuasa Environment Solution)部のコンサルティング機能によりカーボンニュートラル達成を目指す全国のお取引先様の支援を行います。
    また、既に取り組みを開始している建設業のお客様に向けたクラウドやIoTなど、IT技術を活用したCO2排出量見える化ソリューション事業も推進していきます。
    さらに、環境配慮型の高付加価値商材の開発・発掘や優れた技術を有する仕入先メーカーなどを「つなぐ」ことにより、新たなソリューションの創出を行い「コト」と「モノ」両面での社会課題解決に貢献します。

ソリューション

デジタル事業

ロボティクス・AI・IoT推進による「現場の課題解決」をサポートします。

人口構成の変化に伴う労働人口の減少は日本をはじめとした先進国共通の課題であるとともに、特にモノづくり・まちづくりの現場においては後継者不足による従事者の減少もあり、これまで以上に生産性の向上が求められています。
当社は、ロボットやAI、IoTなどといったデジタル技術の導入と、主要仕入先6,000社・主要販売先20,000社という広範な取引先ネットワークにより社会課題を解決し、持続可能な発展を目指します。

  • 現場の生産性を高めるデジタルソリューション

    建設・製造現場における人手不足を解消する省力化・省人化ソリューションの推進による「現場の課題解決」を通じ、付加価値の高い商品・サービスの展開を強化します。
    AIによる飲料異物検出装置や自走式ロボットを活用した建設現場のコンクリート湿潤管理システムなど、業務効率と作業精度を両立した新しいソリューションの開発・提供により、「デジタルの活用による生産性の向上」をキーワードに当社が有するあらゆる商品・ネットワークを全社推進で「つなぐ」ことで、提案・販売機会を拡大させていきます。

ソリューション