サステナビリティ宣言
ユアサ商事グループは、「誠実と信用」「進取と創造」「人間尊重」を企業理念として掲げ、地球環境との調和を機軸として、世界のいかなる国、地域においても双利共生の関係を重視し、企業活動を通じて、より人間らしい豊かな社会づくりに貢献してまいりました。
350年以上受け継がれてきた経営基盤をさらに進化させるため、企業理念に基づいた「サステナビリティ宣言」を策定し、持続的な社会の構築に向け積極的に貢献してまいります。
地球環境との調和
2030年度までにユアサ商事グループ全体のカーボンニュートラルを目指すとともに、双利共生の関係を重視し、気候変動への対応とサプライチェーン全体での環境負荷の低減に努めます。
良品奉仕の事業活動
創業から続く「良品奉仕」の精神に基づき、公正かつ堅実・誠実な商取引を行うとともに、「『つなぐ』複合専門商社グループ」として、ステークホルダーとともに安全・安心で豊かな社会づくりを推進します。
人間尊重の経営
社員の個性と権利を尊重したダイバーシティ経営を実践し、社員一人ひとりが働きがいをもって成長できる企業グループとして発展してまいります。
サステナビリティ宣言に至るまでの議論
サステナビリティは「ユアサビジョン360」で目指す事業を通じた社会課題の解決そのものであると捉え、総合企画部と外部有識者による検討チームにて、マテリアリティ、サステナビリティ宣言内容、推進体制、アクションプランを検討してまいりました。
温室効果ガスの算定及び削減については、積極的に取り組むべく環境・エネルギーソリューション事業で培ったエネルギー管理ノウハウの社内展開について議論いたしました。
マテリアリティ
マテリアリティの特定プロセス
持続的な成長を維持していくために重点的に取り組む重要課題(マテリアリティ)について、以下の手順で特定いたしました。
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課題の抽出
当社企業理念及びステークホルダーとの関りを基盤に、ESG(環境・社会、ガバナンス)への取り組みを進め、ユアサビジョン360を達成するために必要な課題を事業部門別に抽出しました。
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優先順位付け
外部有識者との対話を通じ、サステナビリティの方向性を踏まえ重要性の高い項目を整理し、マテリアリティマトリックスを作成いたしました。
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妥当性の確認
取締役、上席執行役員が参加する経営会議にて議論を行うとともに、主要ステークホルダー及び社外取締役へのヒアリングを行い、妥当性を確認いたしました。
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マテリアリティの特定
取締役会に上程し、決議しました。
ステークホルダーへのヒアリングで得られた主な見解・助言
・マテリアリティについて違和感はない。レジリエンスは日本のキーワードとなっており、ユアサ商事の強みでもあるので今後の展開に期待する。(金融機関)
・他の商社と比べてレジリエンスや環境ソリューション、SDGsの取り組みが先進的であり、さらに伸ばして欲しい。(仕入先メーカー)
・実行プロセスや具体的な行動計画について、積極的な情報開示を求めたい。(仕入先メーカー)
マテリアリティマトリックス
アクションプラン
カーボンニュートラルに向けた施策
サステナビリティ経営推進体制
「サステナビリティ宣言」にあわせて、2021年10月にサステナビリティ推進委員会を設置いたしました。同委員会は、代表取締役を委員長に、当社の取締役会において指名された3名以上の委員で構成され、取締役会にサステナビリティの重要事項について諮問・提言します。
事務局は総務部内に設置したIR・サステナビリティ推進室が担当し、各事業部門と連携して、各種方針策定やESG関連データの収集、管理、改善活動を行ってまいります。
イニシアティブへの参加
TCFD提言への賛同
ユアサ商事グループは気候変動問題を重要な経営課題の一つとして認識しており、2022年3月にTCFD(気候関連財務情報開示タスクフォース)提言に賛同いたしました。TCFD提言に基づき、気候変動が当社グループの事業活動に与える影響について、情報開示を拡充してまいります。
GXリーグ
ユアサ商事は、経済産業省が設立した「GX(グリーントランスフォーメーション)リーグ」へ参画しております。本リーグへの参画を通じて、当社グループにおけるCO2排出量の削減を着実に進めるとともに、日本政府が目標とする2050年カーボンニュートラル実現に貢献すべく、事業活動を通じて持続可能な社会の構築に尽力していきます。
一般社団法人 日本貿易会
ユアサ商事は一般社団法人日本貿易会の正会員です。
サステナビリティに関する委員会として、サステナビリティ推進委員会に所属しています。
経団連生物多様性宣言イニシアチブ
ユアサ商事グループは「経団連生物多様性宣言」に賛同し、日本国内および海外において生物多様性保全への取り組みを進めてまいります。