INTRODUCTION
システム開発の背景(市場ニーズ)
近年多発するゲリラ豪雨や線状降水帯など、大雨により地域の冠水被害が増加しています。車の水没、電気系統の故障、さらには水圧により車の中に閉じ込められるなど命の危険にもつながります。開発したKIZUKIMIRAIシリーズは、冠水を迅速に検知し周囲に注意喚起することで、危険な事故を未然に防ぐシステムです。
KIZUKIMIRAIボラードやKIZUKIMIRAIシグナルなどを、用途に合わせて使い分けることで、人が現地に赴かずに遠方から浸水状況を確認することが可能となります。KIZUKIMIRAIシリーズは、安全で広範囲な水害対策を実現し、地域の安全に貢献します。
FEATURE
製品の特長
KIZUKIMIRAIボラード

車止め(ボラード)を活用
KIZUKIMIRAIボラードは、交差点周りなどに設置される車止め(ボラード)を活用し、
身近な危険箇所である低地の道路などの冠水状況を迅速に検知します。
既存の社会インフラであるボラードに冠水センサを装備することで、
広範で精密な冠水監視ネットワークをスピーディに構築することが可能となります。
機能
機能①
冠水を検知し、メール通知で管理者に浸水状況を報告!
現地に行かずに最新の状況を確認できます。
管理者と周辺住民に注意喚起を行い、次の行動をアシストします!

シンプルな通知メール(4種類)
- 1水位上昇検知
- 2水位下降検知
- 3電圧異常検知
- 4電圧異常解除
- ・冠水を検知して直ちにメール通知
- ・送信先メールアドレス登録数20件
- ・定期ヘルスチェックで通信異常/電圧監視、電池交換必要時にもメール通知
※メール送信先数追加はオプション対応となります

機能②
従来の車止めの役割である「視線誘導」の役割も果たします。
・夜間には太陽電池で発電した電力を使い「ソーラー通常灯」が点灯
- ※通常灯は太陽光発電で駆動し、非常灯と通信ユニットは専用バッテリーを使用するため、商用電源引き込み工事が不要です。
- ※毎日自動でヘルスチェックを実施し、電圧異常がある場合は管理者へ通知します。
・Φ165とΦ115の2種類をラインナップしているため、狭小地の現場でも使用できます

KIZUKIMIRAIシグナル

冠水システムを構築し、
広範囲での対策を実現
KIZUKIMIRAIシグナルは、親機・子機・表示器で構成された冠水システムです。
親機が冠水を検知すると、迅速に子機や表示機に情報を伝達します。
これにより冠水エリアへの立ち入りを抑止し、通行人や車両に迂回を促すことができます。
アンダーパス等、広範囲に渡って
冠水の危険性がある場所に
適しています

冠水検知・警告システム
冠水センサ付き親機が冠水を検知すると、
冠水情報を無線通信で遠方へ設置した複数の警告灯付き子機へ送信すると同時に、
予め設定したメールアドレスへ警報メールを送信します。冠水検知は2段階で設定可能。
警告灯が段階に応じた色にて発光し、冠水情報を表示します。
アンダーパスの浸水対策に最適なシステムです。


新登場!親機のラインナップ追加
KIZUKIMIRAIシグナルの冠水検知親機に、新たにボラード仕様を追加しました。従来の壁付け仕様に加え、親機をボラード仕様にすることで、周囲の構造物の制約などで壁付けができない現場でも活用可能です。
さらに、管理者の目が行き届きづらい大規模の建設現場向けには、より簡易的な親機も開発中です。
お気軽にお問合せください。
シンプルな通知メール(4種類)
- 1水位上昇検知
- 2水位下降検知
- 3電圧異常検知
- 4電圧異常解除
- ・冠水を検知して直ちにメール通知
- ・送信先メールアドレス登録数20件
- ・定期ヘルスチェックで通信異常/電圧監視、電池交換必要時にもメール通知
※メール送信先数追加はオプション対応となります

CASE STUDY
導入事例
KIZUKIMIRAIシリーズは、全国各地の自治体や民間施設で導入されています。
KIZUKIMIRAI ボラード
全国20箇所に設置
神戸市 日本赤十字社
神戸赤十字病院 様
厚生労働省の指針により、2024年4月1日から災害拠点病院指定の要件に、浸水・止水対策が盛り込まれました。
災害拠点病院に指定されている神戸赤十字病院は、地下に緊急時用の発電設備があり、水害による地下浸水のリスクが懸念されていました。水害に対する備えを強化し病院の機能を確保するため、浸水・止水対策として、KIZUKIMIRAIボラードと止水板が採用されました。

静岡県 田方郡函南町 様
狩野川への支流排水機能の低下などにより内水氾濫が頻発し、2019年の台風19号による大雨でも冠水被害が発生していました。KIZUKIMIRAIボラード導入後、2021年7月の大雨では、迅速に100㎜以上の冠水を検知。通行止め対策などを行い、KIZUKIMIRAIボラードの効果が実証されました。

茨城県 ひたちなか市 様
小学校近くの通学路として利用される十字路の交差点が道路の最深部となっており、冠水が頻発していました。冠水時には小学校職員が見回りを行っていましたが、KIZUKIMIRAIボラード設置により、迅速な対応が可能となり、安心・安全な学校運営に一役買っていると評価されています。

京都府 福知山市 様
由良川の支流に近接し、冠水しやすく、人通りの多い場所に設置しました。
管理者様からは、特定の冠水箇所を把握でき、住民への注意喚起に役立っているとの声をいただいています。

KIZUKIMIRAI シグナル
静岡県 菊川市 様
豪雨時にアンダーパスが浸水し、管理者が現地に駆けつけて対応する事態が頻発していました。 KIZUKIMIRAIシグナルの導入により、浸水時には迅速な対応が可能となりました。現地に赴くことなく、遠隔から状況を把握し、必要な対策を的確に行うことができます。

ご要望に応じてその他機器(既設の電光掲示板
等)との連携についての相談も受け付けています。
是非、ご相談下さい。
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