トップメッセージ

  • 360年分の感謝を胸に、創業400年へ「生まれ変わる」覚悟と決意

     この度、2026年6月25日に第19代社長を拝命いたしました。創業360年という大きな節目、またこの4月より「株式会社YUASA」として新たなスタートを迎えた年にバトンを受け取ることとなり、身が引き締まる思いでございます。今日までの当社をつないでくださいましたお取引先様、株主の皆様、役職員をはじめすべてのステークホルダーにこの場をお借りして改めて感謝を申し上げるとともに、より一層の企業価値向上に向け、その先頭に立って邁進していく所存です。

     当社はこの4月に、創業370年を迎える2036年3月期を最終年度とする新たな長期ビジョン「YUASA vision 370」と、2031年3月期までの5か年を計画期間とする中期経営計画「Reborn 2031」を発表いたしました。「Reborn 2031」は「YUASA vision 370」の前半5か年として「攻めるための基盤強化」を行う期間と位置づけ、事業・人財・経営における基盤強化を進めてまいります。

     まず、当社にとって成長余地の大きい海外については、工業中心の展開からグリーン・フードテック、また住環境・建設分野を含む総合展開を進めるとともに、インドをはじめとする地域戦略の強化により成長ポテンシャルを取り込みます。次に、ビジネスフィールドと成長戦略を再定義いたしました。「環境づくり」は全社・全領域で推進する戦略とし、新たに介護・医療、農業、食品、新流通など生活に直結したマーケットを「くらしづくり」と定義しました。また、9つの成長戦略を4つに再定義し、すべての戦略について国内外、ビジネスフィールドの垣根を越えて全社で取り組む体制といたします。そして、これら戦略を支え、当社の競争力の源泉でもある「人財力」の強化に向けた取り組みおよび投資も行うとともに、「攻め」と「守り」両面におけるAX・DX戦略を推進します。

     さらに、投下資本全体の効率性を希求する観点から、収益性指標としてROEに代えて新たにROIC(投下資本利益率)を導入いたしました。投資効果の判断、また事業ポートフォリオに対する最適な経営資源の配分のため、ROICをはじめとした各種指標に基づいたモニタリングを実施し、全社最適の観点から資本効率の向上を図ってまいります。併せて、資本政策の一環として、積極投資に加え株主還元も進めてまいります。「Reborn 2031」の5年間においては新たに「累進配当」「連結株主還元率35% 以上」を原則とし、安定配当を目的に「DOE(株主資本配当率)3.5% 以上」の目標を継続のうえ配当を実施いたします。

     このように、新たな中期経営計画においては様々な施策を進めてまいりますが、私の思いはその表題である「Reborn」、すなわち「生まれ変わる」という言葉に込めさせていただきました。「360」という数字は羅針盤で言うところの一周、つまり原点への回帰を意味します。この大切な節目に我々も改めて原点に立ち返り、先達が紡いできた「変えてはいけないもの」を大切に継承するとともに、未来に向かって「変えるべきもの」は大胆に変えてまいります。2031年3月期の「連結経常利益200億円以上」「ROIC8%以上」「海外売上高400億円以上」の達成を中継地点に、2036年3月期における「連結経常利益300億円以上」「ROIC10% 以上」「海外売上高1,000億円以上」という目標達成に向け、まさしく「YUASA は生まれ変わった」と言われるような変化をも厭わない覚悟と決意で挑んでまいります。

    代表取締役社長CEO村山 英明

沿革と歴史

  • 当社の創業は1666(寛文6)年、時は徳川4代将軍・家綱の時代にまで遡ります。炭の卸に始まり打刃物問屋への転業を経、金物卸として日本の産業とくらしを支えてまいりました。

  • 創業者・湯淺庄九郎は、鋏やバリカン、番などといった生活に根付いた打刃物の将来性を見越し、創業わずか5年目にして転業を決意。時代の先を見据えたビジネスモデル転換は、当社にとって最初のイノベーションでありました。

  • 金物から工具、機械、そして国内産業の発展に伴い、住環境、建設分野へ取り扱いを拡大。さらには日本の製造業の進出に合わせ海外展開を強化。アジア・北米各国を中心に現在11か国のネットワークを有しています。

当社の強みとオリジナリティ

  • 良質な打刃物を全国に届ける使命、洋金物の国産化への挑戦、産業発展に伴う取り扱い領域の拡大、人手不足対策やカーボンニュートラルへの取り組み。
    YUASAの歩んだ360年は、社会のニーズに応え続ける変革と、社会課題の解決に挑み続けた歴史でした。

  • 当社が有する主要仕入先様6,000社、主要販売先様20,000社のネットワークは、競争優位をもたらすビジネス領域の広さのみならず、その幅広いネットワークから集められる最新の市場動向やユーザーの声を反映し、製品・市場戦略に展開できる強みそのものとなっています。

ビジネスフィールドと成長戦略

目指すべきビジネスモデル

終わりなき課題解決のループ

「つなぐ」イノベーションとは…

  • 単独企業や単独商品で解決できない課題を、さまざまなモノを組みあわせ、つなぐことで解決する
  • さまざまなモノをつなぐことで、当社オリジナルの新たな商品やサービスを開発し解決する

資本政策

強固な営業CF創出基盤に基づく、積極投資と累進配当を実施

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