製品概要
SPACECOOL*¹ は、太陽光からの熱をブロックし熱吸収を抑えるだけでなく、宇宙へ熱を放射することで、ゼロエネルギーで外気温より低温にすることが可能な世界最高レベルの放射冷却性能を持つ新素材です。
従来の遮熱材や断熱材は、素材自体が熱を帯びるため最終的には外気温以上に熱くなる課題がありました。
一方、SPACECOOL*¹ は太陽光を遮る「日射反射」と、熱を直接宇宙へ逃がす「放射冷却」を両立。吸収した熱を、大気に遮られず宇宙へ抜けやすい波長域「大気の窓」の赤外線に変換して放出します。
太陽光からの入熱を最小限に抑えつつ、宇宙への熱放射による出熱を最大化する独自の光学設計により、真夏の直射日光下でも、ゼロエネルギー・ノンフロンで外気温より低い温度環境を創出します。
本素材は、施工対象となる設備・建物の材質、点検・メンテナンス時の着脱の必要性、あるいは設置環境の形状に応じて「直接貼り付けるフィルム」「磁力で吸着させるマグネットシート」「吊り下げて覆うターポリン」の3つのタイプから、最適な製品を選択し使用します。
*¹ SPACECOOLは登録商標であり、株式会社YUASAはSPACECOOLの正規販売店です。

太陽光を遮る「日射反射」と熱を宇宙へ逃がす「放射冷却」を両立
陽光を遮る「日射反射」に加え、熱を宇宙空間へ逃がす「放射冷却」のダブルの機能を実現。真夏の炎天下でも、外気温と比較し約2~6°Cの温度低下を実証しています。
過酷な屋外環境に10〜15年間耐える優れた耐候性
日本の厳しい気候変化、紫外線、風雨、温度サイクルに耐えうる頑丈な耐候設計を施しています。10年から15年という長期間の耐久性を実証。長期間にわたり放射冷却パフォーマンスと物理的な美観を保ちます。
用途・材質に合わせて選べる柔軟な設置方法(フィルム/マグネット/ターポリン)
あらゆる施工対象に直接貼れる「粘着剤付きフィルム」、スチール製の屋外機器へ容易に着脱できる「マグネットシート」、そして吊り下げや積荷カバーに最適な縫製加工用の「防炎ターポリン」をラインナップ。現場の状況や材質に合わせた最適な熱対策をスピーディに構築できます。

*2 参照:SPACECOOL 社公式ウェブサイト
導入による3つの暑熱対策メリット
【人へ】熱中症リスクの.低減
真夏の工場・倉庫の金属屋根の温度上昇を抑え、輻射熱を低減して労働環境と安全性を劇的に改善します。
【モノへ】設備故障の防止と資産保護
屋外分電盤、制御盤等の内部温度を40℃以下に保ち、故障を防止。各種電子部品の期待寿命を延ばし、トラックやコンテナ、積荷カバー内の資材や製品の品質を守ります。
【社会へ】脱炭素・省エネへの貢献
空調室外機等への施工で冷房効率を高め、空調消費電力量を大幅に削減。電力消費に頼らない冷却のため、ピーク電力(デマンド値)と企業のCO2排出量を抑制します。
製品仕様
| 項目 |
SPACECOOL フィルム_白 |
SPACECOOL フィルム_白(高耐久) |
SPACECOOL マグネットシート_白 |
SPACECOOL ターポリン_白 |
| 品番 |
白:SCF-A25M-XNW |
白:SCF-2BXX-XNW |
白:SCG-040I-KXW |
白:SCM‐050E‐XFW |
| 不燃・防炎 |
不燃 |
不燃 |
– |
防炎 |
| 材質 |
PVC等 |
PVC等 |
基材:ボンド磁石 / 表面:PVC等 |
基布:ポリエステル / 表面:PVC等 |
| サイズ |
1250mm × 25m |
1250mm × 25m |
1,020 mm × 10 m |
1200 mm × 25 m |
| 厚さ(代表値) |
110 µm(粘着剤を含む) |
230 µm(粘着剤を含む) |
0.54 ± 0.02 mm |
0.56 ± 0.05 mm |
| 重量(代表値) |
145 g/㎡(剥離紙を含まない) |
255 g/㎡(剥離紙を含まない) |
1450 ± 50 g/㎡ |
700 ± 50 g/㎡ |
| 設置方法 / 特性強度 |
感圧タイプ アクリル系 |
感圧タイプ アクリル系 |
マグネット吸着 / 吸着力 1.77 kPa |
ロープ・ハトメ吊り下げ / 引張強力490N/3cm |
| 耐候性(垂直面目安) |
10年 |
15年 |
15年 |
10年 |
導入事例
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屋外電気設備(パワコン収納箱)
前年は夏場の高温時に数回アラートが発生して発電停止していたトラブルが、施工後は猛暑下でも一度も停止せず安定的に発電を継続。パワコン内部の温度上昇を抜本的に抑制しました。
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製造工場・金属折板屋根(労働環境改善と暑熱対策)
空調効率の向上や労働環境改善を目的に施工。外気温36℃において、未施工の金属屋根が64.9℃に達したのに対し、施工箇所は37.9℃に留まり、屋根表面で▲27.0℃の確実な温度抑制効果を記録しました。
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空調室外機(過熱停止防止と省エネ)
室外機天面や前面への施工により、夏場における過熱による自動停止(高温・高圧カット)を未然に防ぎ、省エネ効果(電力負荷の低減)を確認しました。
*2 参照:SPACECOOL 社公式ウェブサイト
よくある質問
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従来の遮熱塗料や断熱材とSPACECOOLの違いは何ですか?
従来の素材は「反射」や「断熱」のみで、熱を捨てることはできません。SPACECOOLは、太陽光を遮る「遮熱」に加え、熱を赤外線に変えて宇宙空間へ能動的に逃がす「放射冷却」を両立しているため、直射日光下でもゼロエネルギーで外気温以下(-2〜6℃)に冷却できます。
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フィルム、マグネットシート、ターポリンはどう選べば(使い分ければ)良いですか?
工場の金属屋根やスレート、樹脂盤など磁石が付かない場所に長期間固定して施工する場合は「フィルムタイプ」が最適です。空調室外機や分電盤扉などスチール(鋼板)製で、清掃や保守時に一時的に着脱したい場所には「マグネットシートタイプ」を推奨します。ハトメやロープを用いて吊り下げて日よけを作ったり、屋外の積荷や一時的な保管スペースを覆って直射日光から守りたい場合には、軽量・防炎仕様の「ターポリンタイプ」をお選びください。
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屋外使用において、表面の汚れによる冷却性能の低下はありませんか?
大気中の煤煙や粉塵が固着すると、反射率等の低下に繋がる場合があります。性能維持のため、施工後に親水性の防汚コート剤「セルフェイスコート」を塗布し、雨水によるセルフクリーニング効果を持たせることを推奨します。日常のお手入れは柔らかいスポンジによる水洗いで十分です。