INTRODUCTION
開発の概要
現在、製造業を取り巻く環境が大幅に変化しています。特に自動車業界においては、検査測定のトレーサビリティ重視・規格強化により、これまでユニット毎であった品質検査が、インライン検査・全品検査に切り替わり、製造現場の負担が増大。一方で製造業従事者数の大幅な減少により、検査工程の省人化・自動化需要が高まっています。
ユアサ商事が開発した F[ai]ND
OUT(ファインドアウト)MEX TYPE-Sは、シャフト検査をはじめ、金属製品に特化したAI検査装置です。投影による寸法検査【最大100箇所同時に測定】と外観検査をワンパッケージに。製造現場の省人化・省スペースと高品質保持を実現する画期的な製品です。
FEATURE
サービスの特徴
①AI外観検査と寸法検査のハイブリット


カメラでの撮像とAIによる外観検査
シャフトの撮像画像をAIが分析。キズ、打痕、切粉などを画像で示すと共にNG判定で通知。

投影による寸法検査【最大100箇所同時に測定】
シャフトの投影画像のサイズを分析。最大100箇所同時に寸法測定可能。

外観検査と寸法検査を同時に行える
画期的な装置です
②教師なし良品学習による圧倒的な
立ち上げスピード
① 撮像・学習・検査まで最短5分でAI作成

※ワークや必要な検査精度により、撮像時間や学習時間は変わります。
② AI開発未経験でもすぐに使える操作性
直観的に理解しやすいインターフェイスで新商品でも自社でAIを追加できます。

③ 用途に応じて最適なAIを選択可能
検査精度を重視したいケース、高速に検査したいケースなど最適な学習方法を選択可能。
④ 学習データセットの作成機能によりAIモデルの精度向上可能
新しく撮像したデータを追加したり複製したデータセットでOK/NG基準を変えて学習させることで、AIモデルの精度向上が可能。
検査結果からデータなどをチェックして学習データセットと追加することができます。蓄積したデータを元に再学習することで、AIの精度向上が可能。
⑤ 最適な閾値をボタンひとつで設定可能

教師なし良品学習とは?

F[ai]ND OUTシリーズこれまでの実績

ユアサ商事のAI外観検査装置は、F[ai]ND OUT3(飲料内異物検査)、F[ai]ND OUT EX(製品の表面の外観検査)、F[ai]ND OUTシリーズ EXW(製品の表裏同時外観検査 )など様々なラインナップで実績を残し、日刊工業新聞モノづくり賞を受賞しています。「ワンパッケージで簡単に設置でき、最短5分で検査が可能、大量の不良品の準備がいらない」F[ai]ND OUTシリーズを、今回、シャフトに応用できるよう商品開発を行いました。
③スタンドアローン・ワンパッケージで
簡単設置
検査装置と計測装置、カメラ等がすべて一体化したスタンドアローン。
現場に導入してすぐに稼働できます。
また、検査装置と計測装置がひとつになっていることで、省スペースが可能。
狭小な製造現場でも設置が可能です。
サイズ:800(w)× 600(D) × 1500(H)
重量:150kg
F[ai]ND OUT MEX TYPE-S-1式
- 両センタ駆動
- 投影寸法機1式
- 良品Alパッケジ1式 ─ Codai inspector /カメラ/パソコン

一気通貫型サービスの流れ
-
1課題抽出
専用ガイドブックを
利用しながら
現場確認なども含め調査 -
2ご提案
ヒト・モノ・カネを
全方位で考慮した
ソリューションのご提案 -
3導入
メーカー、技術部隊により、
改善効果を得られるよう
立ち上げ実施 -
4アフターフォロー
専門スタッフと全国の営業
ネットワークで
導入製品を長期フォロー
AI ENGINE DEVELOPER
AI開発者

connectome.design株式会社
代表取締役社長 佐藤 聡
これまでの外観検査装置では、測定する項目・測定数値の正常範囲などを、すべて人が決め、その範囲に入らなものを不良品として判別してきました。数値を狭めると大量の不良品が出ますし、逆に広げると良品に不良品が混じる確率が高くなるという問題があります。
今回の装置は、AIに「良品とは何か」を自動学習させ、良品判別のための測定項目・正常範囲をAIが決定しコントロールします。AIを組み込むことで、従来より精密・正確な判定が可能ですし、判定できなかった項目も網羅できるようになりました。